コラボ埼玉ホーム、トピックス > 子育てになやむ/心の相談室「コ・ラ・ボ」、趣旨・活動報告
 
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趣 旨


『子育てになやむ/心の相談室<コ・ラ・ボ>』
設 立 趣 意 書


 不登校、引きこもり、発達障害、しょうがい等の課題を抱える児童青年期における悩みは奥が深く、当事者やその親たちからの相談に対しては「継続的及び多角的な対応」が必要とされています。対応の継続性という面から考えると、公的な専門機関においては児童青年期の相談が継続されにくいという現状があります。例えば、就学前の子どもについては厚生労働省が対応し、就学中は文部科学省となり、就学をやめると再び厚生労働省にもどります。このように児童青年期の問題を継続的、多角的に対応できにくいのが行政的な仕組みなのです。しかし、児童青年期における問題解決の糸口を探すには継続的、多角的な対応が不可欠です。それも臨機応変な対応が求められます。継続的、多角的に対応するためには何が必要なのでしょうか。

 ひとつ目には「行政と地域との連携の重要性」を指摘できます。例えば、就学中は学校や教育委員会に相談することができますが、義務教育終了後や高校中退後には悩みごとの相談にかかわる場所を失うことになり、そのため、相談者が孤立しやすくなります。義務教育就学中の児童生徒の課題は義務教育終了後にも継続する可能性は大であり、孤立した相談者の相談先がない、というケースが多く見られます。また児童青年期における適切な相談がないことが、後々の生活に大きな影響を与えるケースが多く見られます。では、このような課題を解決するためには「行政における縦割りの対応」ではなく『地域力』というキーワードが必要だと考えます。<地域>は「継続的、多角的」な空間です。そこには問題を解決するためのキーが沢山埋もれています。私たちは「行政・NPO・市民の連携」で創出する『地域力』が児童青年期における問題解決の糸口になると考えます。

 ふたつ目には、「マネージメントを重視した対応作業の必要性」を指摘できます。もともと相談というものは、どこに行けばどう相談できるかという方向づけをすることがカギとなります。相談の当事者は藁をもすがる思いであちこちの相談機関を走り回ります。しかし、それぞれの機関が繋がることが難しい場合が多く、期待したほどの結果が得られないのが現状です。また対応について複数の機関を必要とするケースの場合などバラバラに関わっても解決の糸口から遠ざかるばかりです。従って、問題を多角的に考え、マネージメントして行くことが大切となります。『相談する側と相談される側の間』をコーディネートする機能を加味した相談室が現在最も必要とされていると考えます。

 不登校、引きこもり、発達障害、しょうがい等の課題を抱える子育てに関わる親の悩み、本人の悩みに対し、継続的な対応、地域との連携、ソーシャルワークとしてのマネージメントを軸にした相談活動を通じ、児童青年期の生活を混乱なく支援していくという視点に立ち、行政・NP0・市民が協働して「心の相談室<コ・ラ・ボ>」を開設するにあたり、多くのご賛同、ご協力が得られることを心から切望いたします。
(文責:望月泰宏)
設立趣意書のPDFファイルはここをクリックしてください


活動報告

子育てになやむ/心の相談室「コ・ラ・ボ」
これまでの活動記録

平成16年 9月11日(土) 準備会
フォーシーズンズ志木 ふれあいプラザ
午後2時〜5時
参加人数:9名
平成16年10月16日(土) 準備会
フォーシーズンズ志木 ふれあいプラザ
午後2時〜5時
参加人数:12名
平成16年11月27日(土) 準備会
新座ほっとぷらざ
午後6時〜9時30分
参加人数:10名
平成17年 1月 8日(土) 準備会
新座ほっとぷらざ
午後3時〜5時
参加人数:11名
平成17年 2月12日(土) 準備会
フォーシーズンズ志木 ふれあいプラザ
午後2時〜5時
参加人数:9名
平成17年 3月 6日(土) 準備会
NPO法人 フリースクール むさしの学園
午後2時〜7時
参加人数:9名
平成17年 3月26日(土) 子育てになやむ/心の相談室「コ・ラ・ボ」
『開設記念シンポジウム』
フォーシーズンズ志木 ふれあいプラザ
午後1時〜5時
参加人数:60名
平成17年 4月 2日(土) 準備会
フォーシーズンズ志木 ふれあいプラザ
午後2時〜5時
参加人数:10名



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NPO法人 コ・ラ・ボ埼玉
子育てになやむ/心の相談室「コ・ラ・ボ」
〒353-0007 埼玉県志木市柏町4−5−28
TEL 048−487−0006