<新コ・ラ・ボ>について
*部数 1,000部発行
*ページ数 276ページ
*約700部が下記のように無料で配布されました。
・配布先
埼玉県教育局生徒指導室
(さわやか相談員・スクールカウンセラー他)
埼玉県総合教育センター(相談担当者)
埼玉県子ども安全課児童相談担当(家庭児童相談室他)
埼玉県障害者福祉課精神福祉担当
(保健所・精神保健福祉センター他)
児童相談所
NPO団体・親の会など
一般公募
(お申し込み先着50名に無料配布・郵送料自己負担)
《一般公募について》
FAX・葉書・電子メールにて「お名前・住所・電話番号」を明記の上、お申し込み下さい。(電話によるお申し込みは不可)
FAX 048−487−0006
葉書
〒353−0007 志木市柏町4−5−28
NPO法人フリースクールむさしの学園(コ・ラ・ボ宛)
E-mail sec@manabi-21.com
なお以下の文章は、報道機関への手紙からの転載です。今回発刊した「コ・ラ・ボ」の内容及び主旨について書いてあります。
*<新コ・ラ・ボ>編集の目標と内容
「今、現場で必要とされているテーマ」を各チャプター毎に決め、編集いたしました。特に、<新コ・ラ・ボ>では下記の点を重視しました。
@現場で活動している人たち・当事者からの原稿を多くする
A若者からの原稿を多くする
B現場の声を読み手に届かせるために「座談会」形式の原稿を多くする
C縦軸(支援の未来に向けて)と横軸(新しい生き方をつむぐ・相談の地平を広げる)を交差させ、「安心と成長の場を創出する」、という流れを作る
<新コ・ラ・ボ>発刊までの経緯
平成15年6月15日、埼玉県内で様々な活動をしている「不登校・引きこもり・発達障害・子育て支援・若者支援にかかわる団体」が集い、立場の違いを超えたネットワーク化を目指す「子育てになやむ親の集い」連絡会が発足しました。行政の縦割りの枠組みではなく、民間レベルで「子育てになやむ親の会・親たち・子育てにかかわる団体」が気楽にリンクすることにより、情報の発信、情報の入手をより充実させ、さらに個々別々に活動していた親の会・親たち・子育てにかかわる団体を連動させようと考えたわけです。
連絡会は県内各地で「集い」「相談会」を行い、その結果、団体・市民のネットワークが充実し、それぞれの団体の活動が今まで以上に活発になり、より効果的活動を行うことができるようになり、また縦割り行政のひずみの中に埋もれていた課題解決に向けた活動を行うこともできるようになりました。
発足1年後、平成16年3月、埼玉県社会福祉課の補助と連絡会各団体の協力の下で、活動の結晶とも言える「子育てに悩む親たちへの手引書<コ・ラ・ボ>」(1,000部)(160ページ)を発刊いたしました。その小冊子は県内90市町村の教育委員会・福祉担当課、県内の保健所、埼玉県担当課、課題を共有するNPOや市民に無料で配布いたしました。その後、<コ・ラ・ボ>を求める問い合わせが多く、平成16年末には残部ゼロになりました。
そこで私たちは「更なる飛躍を!」を考え、平成17年初めから<新コ・ラ・ボ>の発刊を企画し、奔走してきました。お陰さまで、独立行政法人福祉医療機構の助成と「子育てになやむ親の集い」連絡会・NPO団体・行政機関・市民の協力の下、このお手紙と一緒に皆様に寄贈いたしました通りの<新コ・ラ・ボ>を発刊するに至りました。
*<コ・ラ・ボ>及び<新コ・ラ・ボ>発刊の理由
「子育てに悩む親たちへの手引書<コ・ラ・ボ>」発刊の理由は連絡会・各団体の活動を通して次のような課題に出会ったからです。
@ |
不登校・引きこもり・発達障害の悩みに直面したとき親としてどうしたらよいのかわからない親たちが多くいる。 |
A |
上記の悩みをどこに相談したらよいかわからない親たちが多くいる。 |
B |
福祉行政と教育行政の狭間に上記の根源的な問題がある。従って、福祉行政と教育行政を民間レベルでコーディネートすることが急務である。 |
C |
Bを実現するためにはNPOなどの民間団体が自らの活動の独自性を保ちつつ、他団体と今まで以上に課題を共有し、課題の解決を推進することが必要である。 |
D |
Cを現実のものとするためにはNPOなどの民間団体間のしなやかな連携の場作り、NPOなどの民間団体と行政間のしなやかな連携の場作りが必要である。 |
<新コ・ラ・ボ>発刊を機に、一人でなやむ親たちが少しでも減少し、県内の各団体・親たちがそれぞれ独自の連携を組み、新しい活動に取り組むきっかけになれば、さらには行政機関が民間団体の地道な活動に目を向け、活動への理解と支援のきっかけになれば幸いと考えています。
様々な活動を通して、NPOとNPO、NPOと市民、NPOと行政の連携は徐々に密度を増してきています。これもひとえに報道関係の皆様の暖かいご声援の賜物と思います。心より感謝申し上げます。
今後においても連絡会は、縦割り行政では手が届きかねる「福祉行政と教育行政の狭間」に「横断的な対応や解決の畠」を自分たちの手で開墾するための活動を展開していく所存です。そのためにも子育てになやむ親たち、親の会をはじめ民間団体及び行政各関係機関、不登校・引きこもり・ADHD・LD・自閉症・発達障害等々の問題に関心のある学生たち、大人たちが一人でも多く連絡会に参加し、「自分の問題は皆の問題」「皆の問題は自分の問題」と考えることができるような「しなやかな連携」を図っていきたいと考えています。
ご支援のほどよろしくお願いいたします。 |